名古屋学院大学では、大学COC事業の一環として、
2014年度から全学共通科目「地域商業まちづくり学」が開講されました。
そして、この授業の実践プログラムのひとつとして
【フェアトレード商品開発プロジェクト】が動き始めました。
フェアトレードのアクセサリーブランド【BASEY(ベイジー)】
(代表・吉井由美子さん)と連携して、学生が現在商品開発を進めています。
その開発商品の会議を、6月24日(火)にマイルポストにて開催しました。
使用する主な素材は、アフリカ・ルワンダで廃材となっている牛の角であり、
ルワンダの工房に委託生産し【BASEY】を通じて輸入する予定です。
発表予定の商品企画には、若者らしく、
スマホピアス(スマホのイヤホンジャックに付けるアクセサリー)や
イヤホンのコード巻アクセサリーなどであり、
これまでのフェアトレード商品にはなかったアイデアを取り入れています。
今回、吉井様よりいくつかのアドバイスをうけ、
商品化に向けて具体的に話を進めることになりました。
今年10月に名古屋学院大学他にて本格的に販売開始の予定です。
また、名古屋学院大学は、
これまで福祉イベントなど地域まちづくり活動を通じて、
地元の障害者福祉施設とのつながりをもっており、
開発後の商品は、これらの福祉施設に、完成品までの工程を委託という形で
発注することになりました。
商品開発・販売を通じて実践的な学びはもちろん、
世界と地域をつなぎ、それぞれの雇用創出に貢献し、
それをまちづくりにつなげていくことがこのプロジェクトの目的となります。
さて、7月5日(土)に、
愛知学長懇話会主催の第4回大学生リレーシンポジウム「経済と持続可能性」が、
名古屋市立大学で開催され、
名古屋市立大学や名古屋大学、南山大学、中部大学、名古屋学院大学など
6大学9団体が参加しました。
本学からは、「名古屋学院大学フェアトレード推進プロジェクト」として、
フェアトレード商品開発プロジェクトのTAとして活躍してくれている
マイルポストの大矢さん・屋貝くんがプレゼンしました。
プレゼンタイトルは、
「フェアトレード推進における ビッグテント・アローチとまちづくり
ー 名古屋学院大学マイルポストの取組を通じてー」
で、瀬戸・名古屋を通じてのマイルポストのフェアトレードの実績と
商品開発プロジェクトへの展開の話、そして
最近のフェアトレードタウン運動の中でのビッグテント・アプローチ
(さまざまな地域主体と連携をとりながら
フェアトレードを推進していくという考え方)
について発表し、見事「最優秀賞」を受賞しました。
これを励みに、さらにESD、そしてフェアトレードに貢献できればと
考えています。
後日、学長室を訪問。木船学長に成果報告をしました。