2010年2月12日(金)
経済産業省中部経済局主催
「共創!コミュニティ・商店街-地域商店街活性化セミナーin名古屋-」が
ウィルあいちにて開催されました。
基調講演は、
新開地まちづくりNPO事務局長の古田篤司さん。
地域活性化・まちづくりの考え方や
その実現に向けてのアプローチ・戦略について、
わかりやすく解説されていました。
古田さんの話を聞くのは、これで2度目ですが、
まちづくりの実践的な方法論を、科学的に分析・解説しながら
実体験のエピソードも交えた話は、とても聞き応えがあり、
また共感できるものばかりでした。
話された内容を簡単に書くと、、、、
1.衰退地再生の基本戦略はズバリ「ご当地FANづくり」
2.「お店の力」×「まちの力」で勝負
3.生きた「ビジョン」作り(新開地は「B面の神戸」)
4.「環境整備」「コミュニティづくり」「商業活性化」「広報・情報発信」
の4分野を総合的にマネジメント
5.「集客行事などで来街」→「ご当地FAN育成」
→「プロジェクト実施」→「クチコミ・マスコミの評価」
→(最初に戻る) の好循環をイメージ・実践
ところで、私は、
引き続き開かれた分科会「商店街を元気にする新しいビジネスの展開」
のコーディネーターを担当しました。
藤が丘中央商店街、NPO法人シェイクハンズ、NPO法人東海道・吉原宿
の3つの事例報告とその後のディスカッションでした。
この中で、
NPO法人東海道・吉原宿が、その事業数・規模といい、
関わっていてるさまなまなまちの関係者といい、
参考になるおもしろい事例でした。
新開地の古田さんもそうですが、ここも専任の事務局員であり
ディレクターとして活躍できる人材を雇用していました。
現民主党政権が標榜する「コンクリートから人へ」を考えるとき、
まちづくりについても、こうした人材登用や育成の仕組み作りの
必要性を改めて感じました。