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第3回あったか交流カフェサロン

本日、2009年4月23日(木)午前10時より、
熱田区・大学との協働まちづくり事業「あったか交流カフェサロン」が開催されました。
今回のテーマは「名古屋城本丸御殿
名古屋城整備室長の古川様をお招きして、
本丸御殿の意義や魅力、そして今後の再建計画について語って頂きました。
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本丸御殿は、1945年に天守閣とともに空襲で焼失しました。
私は、本丸御殿の再建に税金を投入することにはこれまで懐疑的でした。
ですが、この講演を聴いて、その意義について理解することができました。

本丸御殿はそもそも国宝に指定されていて、
京都二条城二の丸御殿(国宝)と並び称された建物でしたが、
1,000を超えるふすま絵や天井板絵はいまでも重要文化財として保管されており、
また、多くの文献や写真が存在しているため、
それを忠実に復元できることが可能なのだそうです。

これだけの価値のあった物件で忠実に復元できるのは、
日本にはこの本丸御殿ぐらいしか存在していないそうです。

この「忠実に復元できる」というところに、実は非常に高い価値があるのです。
世界にあるさまざまな建築遺産は、これまでの歴史の中で何回も改築されたものが
少なからずありますが、それを当時のまま再建するのか、
あるいは簡易的に再建するのかで
その後の文化的価値が大きく変わってしまいます。

そのため、これを忠実に再建することによって、
名古屋の文化力のシンボルとして、
日本そして世界に発信できるということになります。

お話を聞いて、贅沢な消費的経費ではなく、
名古屋の産業観光、そして名古屋の品格作りへの投資的経費として、
税金投入の積極的な意義を感じました。

ところで、この「あったか交流カフェサロン」ですが、
行政出前講座として、毎月第4木曜日の午前10時からマイルポストで
開催されています。

次回は、5月28日(木)午前10時からで、テーマは「名古屋開府400年」。
コーヒーを飲みながらのサロン風講演会です。
(参加無料/希望者は有料でドリンク有り/申込不要・自由参加)
by milepost | 2009-04-23 15:45
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