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セグウェイ観光ツアーの動画ができました

セグウェイ観光ツアー動画ができました。

2013年11月24日(日)に実施した名古屋国際会議場を中心とした
セグウェイ観光ツアーの動画が完成しました。

ツアーの実施は、経済学部「プロジェクト演習」の
熱田観光まちづくりチームが担当し、

その撮影・編集を、商学部山口ゼミの先生と学生さんたちが担当してくれました。

YouTubeの名古屋学院大学チャンネルにアップロードされていますので、
ご笑覧ください。

なお、来年度も引き続き、セグウェイ観光ツアーを実施していく予定です。
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by milepost | 2014-01-28 21:56 | 熱田まちづくり

瀬戸・銀座通り物語 その九 学生は商店街で育つ

瀬戸・銀座通り物語 その九 学生は商店街で育つ

銀座通り商店街の活性化に関わろうと思ったのは、以下の問題意識からでした。
(2014年1月11日 COCキックオフフォーラム参照)

大学に入りたての1年生は、まだ高校生のような子供っぽい学生が
多いのですが、4年生になると、目がキラキラした
社会で活躍しそうなりっぱな若者に成長するものが少なからずいます。

卒業式の時に、そういう学生を捕まえて、
「いったい何が君をそんなに成長させたのか?」という質問をすると、

ほとんどが、「部活動・サークルの幹部として一生懸命がんばった」
「バイト先で責任ある仕事を任されてがんばった」

というように、社会・人との関わりの中で、
自己実現を達成、成功体験をしていました。

教室の中で学問を学ぶことも重要ですが、
大学教育の中で、そのような人材育成ができるプログラムが実現できないか、
という問題意識を強く持っていました。

そこで、商店街に拠点を設け、
(まちづくり事務所から始まり、のちにマイルポストに)
課外活動やカリキュラムなどさまざまな教育プログラムを通じて
活動を行うことになっていきました。

商店街活性化・まちづくり活動でがんばっている学生は、
社会人に必要な実践力を学んでいきます。

コミュニケーション能力を高め、
また、チームでの仕事の進め方のノウハウを学んだり、
卒業するときには、もっと残って活動を継続してほしいと思う学生も
少なからずいます。

こうした教育面で私が一番大切にしていることは、
「成功体験」です。

学生は、この成功体験が自信となり、社会人として必要な
「前に踏み出す力」の糧となりますし、なによりもに顔立ちがよくなります。
そして、それが、次へのチャレンジにつながります。

活動後の振り返り時には頑張った学生を褒め、
地域からの評価もできるだけ学生に直接伝えてもらいます。

マスメディアを通じてのパブリシティの結果は、
社会的評価を得た達成感とともに、
大学の他の教員や家族からも褒めてもらえます。

活動のため、夜遅くに帰宅する学生もおり、
父母の方々にご心配をおかけすることも多々ありますので、
マスメディアの評価は、ご心配されている父母の方に安心していただけます。

また、商店街にはかっこいい大人たちがいます。
(容姿のことではありません(^^;)

商店街やその周辺には、中小企業の経営者、中堅幹部はもちろん
NPOのリーダーやフリーランスのクリエイターもいます。

普通の学生は、学校やバイト先の友人ぐらいの人間関係しかもっていませんが、
こうした活動に関わる学生は、

かっこいい大人たちの振舞いや言動から、さまなざまな刺激を受けるとともに、
相談にのってもらったり背中を押してもらったりして成長していきます。

他方、「成功体験」から「天狗学生」を生み出してしまうこともあります。

こうした活動をされている先生方からもそういった「天狗学生」の
問題点が話題になることもあります。

私は、「天狗学生」の次のステップは、
一緒に活動している同士や周りの関係者への感謝の気持ちが持てるかどうか

だと思っています。

ここまでくれば、本人も周りからも
一皮むけて一回り大きくなったと感じるのではないでしょうか。

ところが、これがなかなかはうまくいきません。

少し距離を置いたり、アドバイスをしても、
「先生との人間関係が悪くなった」と感じるようで、
そこで思考が止まってしまうようです。

これについては、
社会に出て、学んでもらったほうがよさそうですね。

学生時代は、妙にバランスが取れた学生よりも、
ちょっとぐらい鼻っ柱が強いほうが、
後々、大物に育つかもしれません。
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瀬戸のマイルポストでは、年10回近く、
さまざまなテーマでワークショップ・イベントを開催。
学生がユニークな大人たちに交じって活発に議論していました。
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by milepost | 2014-01-26 22:55 | 商店街活性化

瀬戸・銀座通り物語 その八 商店街の未来を多数決で決めてはいけない

瀬戸・銀座通り物語 その八 商店街の未来を多数決で決めてはいけない

商店街関係者だけで商店街活性化活動を論じると、
必ず予定調和的な発想で、
「いまどき何をやっても無駄。リスクをとる活性化活動には反対」
という方向になりがちです。

ですので、そういった逆風の中で、活動を行うためには、
やりたい人だけで突っ走って「結果」を出すしかありません。

逆に、絶対にやってはいけないことが、
多数決で、やるかやらないかを決めることです。

予定調和的な状況では「やらない」ことが正論で多数派ですので、
話し合うことは重要ですが、議論をしても覆りません。
ネガティブな多数派をひっくり返すには、
活動を通じて結果を出すしかありません。

ただし、やりたい人がリスクを背負って進めることについては
組織ですので、合意形成しておく必要があります。

銀座通り商店街では、1998年ごろ、
女性部が立ちあがりました。

ですが、ご多分に漏れず、
当時の状況は女性たちが集まっても「予定調和」そのもの。

女性部立ち上げの意向を投票で調査したところ、
やはり、反対多数。

ですが、その投票結果を隠して、女性部を立ち上げたそうです。
女性部リーダーのこの決断がなかったら、
その後の商店街活性化はありえませんし、
その8年後の「がんばる商店街77選」もありません。

その後、女性部の立ち上げたイベント「ぎんザ縁日」が
話題を呼んで、人が集まるようになり、
そして、女性部と本学学生が出会い、そのイベントに学生が参加、
私も様子を見に見学、という形でつながっていきました。

もし、多数の「予定調和」派の意向で、女性部を立ち上げていなかったら、

大学・学生もこの商店街との出会いがなかったことなりますので、
マイルポストもありませんし、私もこうして商店街のことを
ブログで書くこともなかったことになります。

運命というものは不思議ですね。

実際、私は日比野商店街が2008年に、
本格的に名古屋市の補助事業の申請をする際の会議でも
こうした経験しています。

最終的に、当時の副理事長(現在の理事長)である近藤さんが
責任を全部引き受けるという腹のくくり方をして、

また、私や市職員の応援発言などで、懐疑的な重鎮の反対意見を封じ込めて、
名古屋市の補助事業を実施することに。

そして、その4年後に「がんばる商店街30選」の選定を受けることになります。

「運命は自分で切り開く」とはこのことですね。
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2004年6月に開催された、
瀬戸・銀座通り商店街女性部主催の「ぎんザ縁日」の様子。

空き店舗には、その日だけ開放してもらい、学生たちが臨時出展。
「愛・地球博」プレイベントとの連携もあり、
商店街はかつてに賑わいが戻ったかのようでした。
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by milepost | 2014-01-19 11:35 | 商店街活性化

「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)キックオフ・フォーラム名古屋

2014年1月11日(土)

この日、名古屋学院大学名古屋キャンパスクラインホールにて、
文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)
キックオフフォーラムが開催されました。

200名を超える参加者があったそうです。
参加者の皆様、ありがとうございました。

この文部科学省「地(知)の拠点整備事業」とは、
地域拠点大学(COC=Center of Community)のモデル校に対して
文部科学省が補助(最大5年間/年間4,500万円程度)を行う制度のことです。

全国の大学から319件の申請があり、そのうち52件が採択され、
本学の提案事業もそのひとつとなりました。

本学のテーマは
「『地域の質』を高める『地』域連携・『知』識還元型まち育て事業」

キャンパスの立地する名古屋市・瀬戸市と連携し、
「地域商業」「歴史観光」「減災福祉」という
“3つのまちづくり”へのアプローチを通じて、
地域の質の向上を目指そうという内容です。

本フォーラムは、
名古屋学院大学の地域志向の取組みである「COC」を
市民の皆さんに広くご理解いただき、
今まで以上に名古屋市と連携してまちづくりを進めていく
“開始宣言(キックオフ)”となるものです。
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この地方の街歩きの第一人者である
東海テレビアナウンサーの高井一氏に基調講演をしていただきました。
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開演前と休憩時間には、
学生たちによるフェアトレードコーヒー、はちみつクッキー販売、
また、あつた餃子やあつた白鳥はちみつの試食会、
セグウェイの試乗会、などが行われました。
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後半のパネルディスカッションでは、
本学井澤知旦教授のコーディネートのもと、以下のメンバーで討論しました。

入倉憲二 氏(名古屋市副市長)
杉本義彦 氏(四間道・那古野界隈まちづくり協議会)
伊藤紀子 氏(日比野商店街振興組合副理事長) 
松坂浩史 氏(文部科学省大臣官房総務課法令審議室長)
木船久雄(本学学長) 

文部科学省松坂氏からは、本学のカリキュラム改革の中で、

1年次全員参加の「まちづくり提言コンペ」
(全学必修科目「基礎セミナー」での地域課題学習)
3・4年次全員参加の「地域フォーラム」
(各学部ゼミナール参加型の地域還元ファーラム)

といった必須科目での「全員参加型」が
特に高い評価を受けているとの発言がありました。

最後には、宮木熱田区長に閉会のあいさつをしていただきました。


ところで、このフォーラムで私は、
「名古屋学院大学COC事業の取組みについて」と題した報告を
冒頭10分間担当しました。

とはいえ、事業概要を話すのは半分にして、
最初の半分を
名古屋学院大学の学生・大学のによる地域連携事業の
出発点の話・体験談をしました。
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2000年春に、経済学部に政策学科(現・総合政策学科)が新設され、
私は「まちづくり入門」という新規授業を担当することになりました。

その私の研究室に、数名の学生が来て、
「瀬戸の商店街でまちづくりをしたいが、協力してくれないか」
との相談を受けました。

学生たちとその商店街にいってみると、
上記写真のようなみごとな「シャッター通り」でした。

その後、大学・学生や商店街の本格的な活性化事業が始まると、
「地域が学生を育て、学生が地域を元気にする」好循環が生まれ、
2004年ごろには、以下の写真のような活気のある商店街に戻ってきました。

そして、2006年には、経済産業省「がんばる商店街77選」に
選ばれるまでになりました。

全国に1万以上の商店街がある中で、77のひとつに選ばれたわけですから
たいしたもんですよね。
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現在から過去を振り返ると、後講釈はいくらでもできますが、
上記写真の2000年当時の自分は、その後の結果について知る由もありません。

たぶん、普通の賢い先生ならば、
学生たちにエールを送って終わりだったと思います。

誰が見ても、当時の商店街が、
その後活性化するなんて想像もしなかったと思いますし、

そんな動きがあってとしても、
商店街内部でさえ多くは敬遠気味であったはずですので、
その中で、赤の他人であれば、
その動きに関わろうとは思うはずがありません。

ではなぜその時、このシャッター通りの商店街に関わろうと思ったのか、ですが、
以下の問題意識からでした。

大学に入りたての1年生は、まだ高校生のような子供っぽい学生が
多いのですが、4年生になると、目がキラキラした
社会で活躍しそうなりっぱな若者に成長するものが少なからずいます。

卒業式の時に、そういう学生を捕まえて、
「いったい何が君をそんなに成長させたのか?」という質問をすると、

ほとんどが、「部活動・サークルの幹部として一生懸命がんばった」
「バイト先で責任ある仕事を任されてがんばった」

というように、社会・人との関わりの中で、
自己実現を達成、成功体験をしていました。

教室の中で学問を学ぶことも重要ですが、
大学教育の中で、そのような人材育成ができるプログラムが実現できないか、
という問題意識を強く持っていました。

私はその後、商店街活性化に関わってからは、
主に、大学内外からの資金調達のほかに、
実践教育カリキュラムや研究組織、サポート組織の構築などに
奔走することになるのですが、

現場から見ると、それは、一見、
現場を大切にするまちづくりとは違う動きのように感じるかもしれません。

その当時、「大学の中で、まちづくりをしています。」
と冗談交じりに言っていたことがありますが、半分は本当のことでした。

しかし、それによって、大学内に持続可能なシステムができあがり、
その後、2007年の文部科学省現代GP、
そして、今回のCOCへとつながっていきました。

さて、これからCOC事業が本格的に始まっていきます。

まだまだ試行錯誤ですが、
この2000年当時の思いを忘れないように
がんばっていきたいと思っています。
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by milepost | 2014-01-11 20:05 | 講演&シンポ