「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」に学ぶ

2011年11月26日(土)午後
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熱田生涯学習センターにて、
<なごや学マイスター講座(名古屋学院大学連携講座/全5回)>
「あつた餃子」をB級ご当地グルメに-熱田産業の魅力を発信しよう-
の第4回目が開催されました。

4回目は、B級ご当地グルメ「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」に学ぶ
-豊川いなり寿司ブランド化の取り組み-と題し、
豊川市観光協会事務局長で、「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」副隊長の
平賀菜由美さんに講演していただきました。

「豊川いなり寿司」は2010年度B1グランプリにて初出場ながら、
6位入賞を果たしました。愛知県勢として初の快挙でした。

そこで、豊川がどのようなプロセスやマネジメントを経て、
このような成果を生み出すことができたのかを学ぶことが、
今回の講座の目的でした。

「食を通じての豊川のまちおこし」という骨太の方針のもとで
「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」の設立から、
B1グランプリへの挑戦までのサクセスストーリーを話していただきました。

主な内容は、

1.市主導の推進計画ではだめ

数年で移動のある役人ジェネラリストによる仕事運びや
予算ありきの事業計画では育たないという意味。
ただし市のサポート体制とそのネットワークを活かした活動協力は必要。

トップは事業者でもなく、行政マンでもなく、
飲食関係等の利害関係のない民間がボランタリーで担い、
それを平賀さん率いる観光協会が
仕事プラスアルファで事務局(実質リーダー)として支える形をとっているようです。


2.地産地消にこだわらない

制約が多くなりすぎてビジネス性が育たない。


3.お金(税金)を(できるだけ)かけない

お金をかけて育てるのはよくないという意味。
それをやると、お金がなくなった時点でプロジェクトも消えてしまう。
ただし、事業ミッションから地域ミッションへの発展段階で、
お金をうまく活用するのは必要。


4.パブリシティの活用

骨太方針からぶれない形での話題作り。
そして「メディアがメディアを呼ぶ」現象を起こす。
当初懐疑的だった人たちもこれにより勝ち馬に乗ってきてくれる。
また、マスコミに話題が出ることで
初めてその価値に市民が気づくこともある。


5.「開発メニュー」は育てるのが難しい

B1グランプリは、多数の事業者さんによるビジネス実績があってナンボの世界。
既存の地域食文化を生かすことが大事。
開発型は1、2年程度で消える可能性大。


6.地域愛と成功体験で、事業者・ボランティア等支援者を束ねる

金儲けのための便利屋ボランティアではなく、
対立する事業者さんたちの融和にも配慮して、
「豊川のまちおこし」を目的に、
B1グランプリという目標と成功体験によって組織を束ねる。


7.活動(成功体験)が参加者の地域愛を育てる
(まさにまちづくりの醍醐味であり、目的です)


平賀さんは、数年前に公募で豊川市観光協会事務局長になったそうです。

昨年、日比野商店街と名古屋学院大学との豊川いなり楽市の視察旅行日は、
豊川いなり寿司がB1グランプリで6位入賞を果たした翌日だったため、
多くの観光客がそれを求めて門前商店街に集まっていました。

その光景を見て以来、
豊川がB1グランプリ進出まで、誰がどのようなマネジメントしてここまでもってきたか
不思議に思っていたのですが、
やっぱり平賀さんのようなカリスマリーダーがいたんですね。
特に1と4と6は平賀さんのセンスと実行力の賜物だと感じました。

いなり楽市や観光協会(いなり寿司もりあげ隊)など
しばらくは豊川から目が離せませんね。
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by milepost | 2011-11-26 20:37 | 熱田まちづくり
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