2010年2月18日(木)
午後3時より、マイルポスト2階会場にて、
名古屋学院大学総合研究所・都市政策プロジェクト研究会を実施。
「名古屋市まちづくりの可能性について探る」シリーズの1回目
「築地・日比野をクリエイティブタウンに―名港線アートプロジェクト―」と題して
有限会社ビータ代表相羽寿郎氏をお招きしてのトークライブを開催しました。
相羽さんは、「
クリエーターズマーケット」や「さくらアパートメント」など
アートを使った名古屋のにぎわいづくりの仕掛け人です。
後半部分は、マイルポストのフェアトレードコーヒーを飲みながら
相羽さんと名古屋学院大学古池嘉和先生のトークセッションが繰り広げられ、
参加者との質疑応答も活発に行なわれた。
アートを難しく考えずに、もっと身近に、日々楽しめるモノとして捉えること、
使う人が楽しむストーリーを考え、お金をいっぱい使って作るモノではなく
人材によって育てていくという視点が大切だ、ということを相羽さんは力説されました。
トークセッションで、相羽さんは、会場からの
日比野でクリエイターズマーケット・サテライトの提案を一蹴されましたが(苦笑)、
名古屋港のポートビルをアートで色づけするような、
そんな大胆な動きがあれば、
築地での可能性もありとのことでした。
名古屋港・築地口のアートの取組は、これまでもあったのですが、
継続性がなく、また地域との連携、特にビジネスの視点が欠けていたので
「失敗体験」を繰り返してきた、と感じています。
それだけに、地元からも期待されていない。
ここをどう転換させていくか。
築地口のまちづくりを担っている
「
港まちづくり協議会」の今後に期待したいですね。
港まちづくり協議会事務局では現在、
瀬戸のマイルポスト初代店長だった古橋敬一君が働いています。
そこで、港まちづくり協議会と名古屋学院大学とで連携して
何かアクションを起こすことが出来ないか、
今後、古池先生を中心に検討していければと考えています。
ところで、相羽さんにあっさりふられた日比野ですが、
まずは、マイルポストで検討しているレンタルボックス事業を近々開始。
できることから始めていきたいと思っています。
さて、次回ですが、3月4日木曜日午後3時から
「熱田門前町・商店街の可能性について」 と題して研究会サロンを開催します。
ゲストスピーカーは伊勢神宮前「おかげ横丁」の発展に尽力後、
現在、瀬戸まちづくり株式会社事業部長として活躍されている河野健治氏です。
年間650万人モノ来場者があるといわれている熱田神宮ですが、
その門前商店街は、みごとなシャッター通り。
これをどうしていくかをみなさんと議論したいと思っています。